-完全なる世界とは -神仙の世界


完全なる世界とは

 

完全であるということは、死ぬことがないということであり、

永遠に生きる?が完全なる?である。

この世が、“完全なる一つそのもの”となることは、

人?が大自然の心に復活してこそ?現する。

言い換えれば、神なる宇宙の心に生まれ?わってのみ、自他の?別がなくな り、

すべてが一つとなり、?理として、死ぬことなく生きられるようになる。

そうなってこそ完全なのだ。

人間が生老病死から?け出ることも、

?像である自分自身がなくなってこそ果たされる。

この世は完全であるが、人は自分の心があるためにこの世と一つになれずにおり、

自分の心があるために完全ではないのである。

この世はすでに完全であり、すでに悟っており、完成している。

人間の心を神なる大宇宙と一つにすれば、本?の世界に復活できる。

そして、そうしてこそ世界は完全なる世界となるのだ。

神仙の世界

 

紅松が一?となって?がる

山の中には湖がある

互いに背比べをするかのように天高く

幹を伸ばした紅い松たちがじつに見事だ

樹木(きぎ )が育つには長い年月が必要だが

樹?は?百年になるのだろう。香りも素晴らしい

湖の上には、あの高く?しい岩間から

?が激しく流れ落ち

名の知れない鳥の群れが空高く飛び回っている

紅松の枝の上では、物?かなコウノトリたちが

それぞれ腰を下ろして暇をつぶしていて

晴れた空に?っ白な雲が景?をさらに際立たせる

限りなく?い水の中には

見知らぬ魚たちが往?し

?みとも憂いとも無?の自然を友にしようと

人は時おりここを訪ねる

?しい山道に沿ってしばらく行くと

もはや住む人のいない古びた家がある

百年以上にもなる家のようだ

ここには誰が住んでいたのだろうか

ひとり考え山を下っていくと

ノロジカたちが暇そうに草を食んでいて

山鳥がさえずり?けている

山頂から流れ落ちてくる水の音は??しいが

水は限りなく?らかだ

しばらく下りていった所に

たくさんの人?が寄り集まって暮らしている

まるで神仙の世界から外界に下りてきたかのようだ

自分の心にある世界は娑婆、衆生の世界であり

自分の心がこの世と一つになり

自分が生まれた世界は神仙の世界なのだなあ

文と? ウ?ミョン

ウミョン(禹明) 韓?にて生まれる。長年にわたって生と死、人生について深い考察を重ね、1996年、?理に?して心の目を開く。同年、「マウンスリョン」を創始。現在はアメリカを中心に世界各?でセミナ?、講演等を精力的に行なっている。著書に「本物になれる所が本物だ」「生きて天の人になる方法」他多?。